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冤罪を創る人々vol.7 . はてなブックマーク  Twitter   2004-05-04

2004年05月04日 第7号 発行部数:208部
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 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-

    日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。
    マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。
◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇

 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ
 株式会社フォレスト・コンサルタンツ 主任コンサルタント
http://ma-bank.com/

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●(第五章)権力としてのマルサ ―暴力装置の実態
 2.強制調査 ― 国犯法による捜査

「2)初日のマルサ動員状況」より続く
http://ma-bank.com/item/44


3)強制調査二日目 ― 平成5年9月29日(水)。

一、 午前10時、松江税務署、取調べ室。すでに藤原孝行、新本修
 司の二名が待機している。
  ポットに入れた野菜スープを持参。-国税のお茶など飲めるか。

二、 私は、藤原と新本の二人に対して、厳重抗議を申し入れた。
― 誘導尋問をやめろ。
― 質問顛末書は、本人が話した通りに書け。デッチあげはやめろ。
― 威圧的な言辞は慎め。
― 余罪の追及などと言って、脅迫するな。
  以上、益田市畜産の岡島組合長と増田常務に対する違法な取り調
 べに関連して抗議。

三、 私は、益田税務署の取り調べの現場に電話をかけさせることに
 した。
  新本修司、市外通話なので、松江税務署の交換台を通してかけて
 くれる。

四、 組合の増田常務が電話口に出てきた。

山根:「昨日話したとおり、国税局の口車に乗らずに、あくまで真実、
 あなた方が実際に経験した事実だけを話してくれ。
  更に、質問顛末書にサインする時は、単に読み聞かせてもらうだ
 けでなく、正副二通作るはずであるから、必ず、一枚は自分の手許
 において、キチンと何が記してあるか、自分の目で確かめてくれ。
  又、昨日の事実に反する供述の訂正を直ちに申し入れるように。」

五、 岡島組合長が電話を代わった。
  増田常務への電話と同様に、事実のみを話すべきことと、昨日行っ
 た虚偽の自白の訂正を直ちに行うべきことを伝え、担当の査察官に
 代わってもらう。

六、 担当の三瀧恒雄(査察第四部門統括国税査察官)が電話口に出
 てきた。
  私は、三瀧に対して、「背任など余罪をチラつかせて、脅迫しな
 いように」申し向け、厳重に抗議した。

七、 私の抗議に対して、三瀧はかなり怒っているようであった。

山根:「このような状態で調査が続行されるのは不安だ。組合長につ
 いては今後、私の立ち会いのもとで取り調べをしてくれ。」

八、 「断る!」― 三瀧が大声で怒鳴りまくる。耳が痛くなる。
  「静かに話したらどうか。」こちらも大声で注意する。
  電話の向こうに暴力団がいる。
  声の大きさでは、私も負けてはいない。
  私の声の調子もレベルアップし、暴力団モードにスイッチする。

(続きはWebサイトにて)
http://ma-bank.com/item/46


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●山根治blog (※山根治が日々考えること)
http://ma-bank.com/cati...


「空海と虫麻呂-その1」より続く
http://ma-bank.com/item/41


  四六駢儷体は、四六文(しろくぶん)とも言い、広辞苑では、次
 のように説明されています ―

 ”漢文の一体。古文と相対するもの。漢魏に源を発し、六朝(りく
  ちょう)から唐に流行。四字及び六字の句を基本として、対句を
  用いて口調を整え、文辞は華美で典故を繁用するのが特徴。奈良、
  平安時代の漢文は多くこの風によった。”

  今から8年前、平成8年の今頃、私は、無実の罪を着せられて、
 松江刑務所の拘置監に閉じ込められていました。日本書記では獄
 (ひとや)とされ、空海の「三教指帰」では囹(ひとや)とされて
 いるところです。
  無聊を慰めてくれたのは、奈良時代を中心とする日本の古典であ
 り、その書写に没頭する毎日でした。

  書写をして、じっくり学んだ古典の一つに「常陸国風土記」があ
 りました。713年(和銅6年)の詔に基づいて養老年間に撰進さ
 れた常陸国(今の茨城県の大部分です)の地誌です。
  現存する五つの風土記(常陸国、出雲国、播磨国、豊後国、肥前
 国)の中でも常陸国風土記はとりわけ華麗な文体で知られており、
 「三教指帰」と同様、四六文で記されています。
  空海の著作より70年余り前に作られたこの風土記の作者は、はっ
 きりしないのですが、多くの研究者は万葉歌人の高橋虫麻呂ではな
 いかと言っています。

  空海の「三教指帰」を読み終えて、私の脳裡に直ちに浮かんでき
 たのは、この高橋虫麻呂だったのです。
  書聖と讃仰され、真言宗の開祖でもある空海と、万葉歌人の中で
 もユニークな歌風で知られる高橋虫麻呂。
  私の中で、この二人の天才が結びついたのは、単に美麗な文体か
 らだけではありませんでした。


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