ホリエモンの究極のソロバン勘定を明らかにするために、ライブドアの会社の価値を計算し、彼の所有する株式の価値がどのように変化していったのか考えてみます。
ここでいう会社の価値とは、昨今のマスコミで盛んに飛び交っている株式の時価総額である「企業価値」のことではありません。
まともな上場会社の場合には、おおむね「企業価値=株価×発行済株式数」と考えても差し支えないのですが、ライブドアについては、株価そのものが企業実体を反映していない架空のものからスタートしていますので、妥当ではないのです。
しかも、上場以来まともな利益を計上していませんし、株価の形成も数々の怪しげな状況の下でなされていますので、この会社の価値については、清算価額をベースに考えることにします。
つまり、ライブドアが解散した場合に会社にどれだけの資産が残るのか、この点にスポットを当ててみます。
これまで述べてきましたように、ライブドアが公表している決算書は相当以上にいいかげんなもので、清算価額を算定するためにはかなりの修正をする必要があります。
しかし、ここでは便宜上、ライブドアの公表数字をそのまま用いることにいたします。ホリエモンのソロバン勘定のカラクリを大筋において明らかにするには、それで十分だからです。
次に示す
表1は、ホリエモンがマジックを始めた平成11年8月4日以降の、会社の純資産(これを清算価額と見なします)と、株式数及び一株当り純資産の推移です。
No.
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純資産(清算価額)
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発行済株式数
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一株当り純資産
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1.平成11年8月4日 (株主割当後)
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65,527千円
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800株
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81,908円
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2.平成11年9月30日 (第三者割当後)
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665,572千円
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1,000株
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665,572円
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3.平成12年9月30日 (第一回公募後)
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6,123,871千円
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13,042株
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469,550円
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4.平成15年10月1日 (第二回公募後)
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11,812,097千円
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516,087株
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22,887円
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5.平成16年9月30日 (第三回公募後)
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51,129,773千円
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606,338,630株
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84円
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6.平成17年4月15日 (800億円MSCB転換後)
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131,129,773千円
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915,322,809株
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143円
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7.平成17年5月23日 (フジテレビ第三者割当後)
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175,129,773千円
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1,049,062,809株
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167円
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(注)6.及び7.の純資産は、平成16年9月30日現在の純資産に、それぞれ800億円、440億円を加えたものです。また、6.及び7.の発行済株式数は、平成17年5月23日にプレスリリースされた「株式会社ライブドア・パートナーズ株式譲渡および株式会社ライブドアへの第三者割当増資払込完了のお知らせ」のデータによっています。
表2は、会社のPBR(株価純資産倍率)の推移です。
No.
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発行価額
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一株当り純資産
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PBR
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1.平成11年8月4日 (株主割当後)
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50,000円
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81,908円
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0.6倍
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2.平成11年9月30日 (第三者割当後)
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3,000,000円
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87,965円
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36.6倍
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3.平成12年4月6日 (第一回公募後)
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6,000,000円
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6,830円
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878.4倍
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4.平成15年10月1日 (第二回公募後)
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64,695円
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22,887円
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2.8倍
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5.平成16年9月30日 (第三回公募後)
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6,379円
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84円
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75.9倍
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6.平成17年4月15日 (800億円MSCB転換後)
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259円
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143円
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1.8倍
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7.平成17年5月23日 (フジテレビ第三者割当後)
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329円
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167円
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1.9倍
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(注)2.と3.の一株当り純資産及びPBRは、それぞれ「
ホリエモンの錬金術-7(※資料)」の
資料Eと
資料Fに示した修正値を用いています。
表2は、会社のPBRが上場前の0.6倍に始まり、上場時のトリッキーな公募価格600万円で、ピークの874.4倍にまで跳ね上がり、上場後第一回目の公募増資時は、2.4倍と急落し、第二回目の公募増資時には、再び75.9倍と跳ね上がり、このたびのMSCBに基づく増資とフジテレビの増資時には、再度、1.8倍、1.9倍と急落していることを示しています。
このPBRの、通常では想定しがたい極端な乱高下は、上場時の架空ともいうべき600万円の公募価格と上場後の人為的な株価維持によるものです。
現在は、PBR1.9倍と形の上では全上場会社並になってはいますが、純資産の中味たるや、会社が自ら稼いだ利益金(内部留保)はゼロもしくはマイナスと考えられますので、ほとんど全てが株主による払込金なのです。上場会社としては極めて珍しいケースなのでしょうね。
次に、それぞれの時点における、堀江さんの持株数とその清算価額との推移を示します。-(表3)
No.
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一株当り純資産
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ホリエモンの持株数
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左の清算価額
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1.平成11年8月4日 (株主割当後)
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81,908円
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400株
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32,763千円
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2.平成11年9月30日 (第三者割当後)
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665,572円
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660株
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432,277千円
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3.平成12年9月30日 (第一回公募後)
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469,550円
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7,920株
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3,718,836千円
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4.平成15年10月1日 (第二回公募後)
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22,887円
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220,975株
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5,057,454千円
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5.平成16年9月30日 (第三回公募後)
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84円
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220,975,000株
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18,561,900千円
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6.平成17年4月15日 (800億円MSCB転換後)
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143円
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220,975,000株
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31,599,425千円
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7.平成17年5月23日 (フジテレビ第三者割当後)
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167円
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220,975,000株
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36,902,825千円
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(注)6.及び7.の堀江さんの持株数220,975,000株は、平成16年9月30日現在と変らないものと仮定しています。
表3は、ホリエモンの持株の価値が、増資のたびにどんどん大きくなっていくことを示しています。スタート時点(平成11年8月4日)のホリエモンの持株の価値が32,763千円であったものが、その後の6回にわたる増資(MSCBを含む)の結果、36,902,825千円へと、実に1,126倍にもなっています。
つまり、ホリエモンの持株の価値の増大は、もっぱら都合6回の増資に応じた投資家の資金によるものです。いわば平均原価法による富の移転とでも言えるもので、これこそ、ホリエモン錬金術のメカニズムを浮き彫りにするものです。トリックの種明しと言っていいでしょう。-(表4)
No.
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a.発行価額
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b.発行株数
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払込金額(a×c)
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払込金額の累計
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換算株数(注1)
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一株当り平均原価(注2)
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一株当り払込金額(注3)
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1.平成11年8月4日 (株主割当後)
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50,000円
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800株
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40,000千円
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40,000千円
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800株
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50千円
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50千円 (-)
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2.平成11年9月30日 (第三者割当後)
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3,000,000円
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200株
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600,000千円
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640,000千円
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200株
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640千円
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3,000千円 (当初の60倍)
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3.平成12年9月30日 (第一回公募後)
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5,600,000円
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1,000株
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5,600,000千円
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6,240,000千円
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83株
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5,761千円
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67,469千円 (当初の1,349倍)
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4.平成15年10月1日 (第二回公募後)
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60,609円
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80,000株
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4,848,720千円
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11,088,720千円
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222株
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8,497千円
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21,841千円 (当初の436倍)
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5.平成16年9月30日 (第三回公募後)
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5,978円
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6,000,000株
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35,868,000千円
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46,956,720千円
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166株
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31,921千円
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216,072千円 (当初の4,321倍)
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6.平成17年4月15日 (800億円MSCB転換後)
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259円
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308,984,179株
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80,000,000千円
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126,956,720千円
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858株
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54,522千円
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93,271千円 (当初の1,865倍)
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7.平成17年5月23日 (フジテレビ第三者割当後)
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329円
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133,740,000株
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44,000,000千円
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170,956,720千円
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371株
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63,317千円
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118,599千円 (当初の2,371倍)
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170,956,720千円
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2,700株
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63,317千円
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(注1) 換算株数。No.3以降については、株式分割を勘案して、スタート時点No.1の株数に換算。
No.3は12分割後、No.4は更に3分割、10分割がなされているため、12×3×10=360分割後、No.5はNo.4に加えて更に100分割がなされているため360×100=36,000分割後、No.6ととNo.7は、No.5に加えて更に10分割がなされているため、36,000×10=360,000分割後の株数が実際に発行された株数ですので、スタート時点の株数に換算しますと、
No.3は、1,000株÷12=83株
No.4は、80,000株÷360=222株
No.5は、6,000,000株÷36,000=166株
No.6は、308,984,179株÷360,000=858株
No.7は、133,740,000株÷360,000=371株
となります。
(注2) 一株当り平均原価 = (払込金額の累計) ÷ (換算株数の累計)
(注3) 一株当り払込金額 = (払込金額) ÷ (換算株数)
表4は、次のことを示しています。スタート時点の株数は800株で、その後6回にわたって増資がなされた結果、払込の伴なう発行済株式数は2,700株(スタート時点換算)となります。
尚、現時点の発行済株式総数は、1,049,062,809株ですので、これをスタート時点の株式数に換算してみますと、
2,914株(=1,049,062,809株÷360,000)
となり、
表4の2,700株と714株の差異が生じます。この714株は、
表1に掲げた2.~7.の増資以外のもので、払込の伴わない株式の発行(株式の交換)、および、通常よりも著しく有利な条件による株式の発行(ストックオプション)によるものです。
これらのものは、ホリエモンの株の秘密を解明するためには、枝葉のものですので、ここでは捨象します。
つまり、この5年余りの間に増資を重ねて、1,709億円の資金を資本として会社に取り込み、増資のたびに、ホリエモンの一株当りの投下資金50千円の評価額は、どんどん膨れ上がる仕組になっており、現時点では、当初5万円の1,266倍の63,327千円に達しているのです。
増資の中でもキワ立っているのはNO.5の平成16年4月22日の公募です。ここでは、ナント、当初50千円の株式が、事実上216,072千円という値をつけて売り出されているのです。実に、4,321倍!! この時の増資は、違法の疑いが濃厚な株式の100分割の直後になされたもので、ホリエモンが敢行した増資の中でも最もウサン臭いものです。
ちなみに、このたびのフジテレビが第三者割当で引き受けたのは一株329円でしたので、当初換算では一株118,598千円となり2,371倍です。
このように、多くの出資者の増資による払込金(最大で、当初の4,321倍)が、ホリエモンの当初の一株当り50千円の株式の評価をどんどんつり上げているのです。私が平均原価法による富の移転と名づけた所以です。
ホリエモンの富の増殖のカラクリは、判ってみれば実にたわいのないもので、小学生の算数レベルの計算がベースになっています。通算で36万分割もの荒技で、目クラマシをさせ、実態を判りにくくさせているだけのことです。ユーレイの正体見たり枯尾花といったところでしょうか。
―― ―― ―― ―― ――
ここで一句。
“ITはいろいろ手をだす略称か” -四街道、ういお。
(毎日新聞:平成17年3月30日号より)
(堀江さんは受験生向けの英語の本を出しているようです。中学受験用の算数の本も出されたらいかがでしょうか。)