携帯 - コメント一覧 - 更新記録 - サイトマップ  

MAメールマガジン

M&Aバンク
icon HOME icon 会社案内 icon 冤罪を創る人々 icon 経済事件ノート icon 山根治blog icon 開発者blog

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.7 . はてなブックマーク  Twitter   2005-01-13

2005年01月13日 第7号 発行部数:374部
◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇

 悪徳会計屋の経済事件ノート

  なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。
   国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。
    税務署とマスコミから悪徳会計士の烙印を押された
     会計のプロが税金法律金融事件の深層に迫る。

◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆

 山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942年)7月 生まれ
 株式会社フォレスト・コンサルタンツ 主任コンサルタント
http://ma-bank.com/


―――――――――――――――◇―――――――――――――――

●ハニックス工業事件の真相

「ハニックス工業 事件の真相 7」より続く
http://ma-bank.com/item/204

1. マルサの告発

  東京国税局に対する疑念が払拭できなくなった私は、当時脱税と
 していかなる告発がなされたのか、改めて吟味してみることにした。

  経済記事に関して的確な報道をすることで定評のある日本経済新
 聞は、社会面で、『自社株売却、32億所得隠し、ハニックス工業
 90年店頭公開時』との見出しを揚げ、 ―
 
『 国税当局や関係者によると、ハニックス工業は88年ごろから株
 式の店頭公開に向けて第三者割当増資や株式分割に踏み切り、大量
 の新株を発行。役員ら幹部七人の名義で株式を保有していた。

  90年7月27日に同社が株式を店頭公開すると、公募価格8千
 390円だった株価は一気に約二倍の1万6,600円にはね上がっ
 た。同社は幹部七人のうち四人の保有株について、公開当日に15
 万2千株、その約四ヵ月後に6万1千株の計21万3千株を売却。
 32億円を上回る売却益を得たが、大半が広川社長が管理している
 銀行口座に流れた。この売却益は本来法人所得となるべきなのに、
 同社は名義を貸した役員らに個人所得として申告させた、というの
 が国税当局の認定だ。

  同社は、名義を個人に装うことで、商法が事実上禁止している自
 社株の保有、売買を事実上実現するのがねらいだったとみられる。

  幹部七人のうち残る三人の株式は現在も売却しないまま持ってい
 ると言われる。また、株式売却益を法人所得として申告すると、当
 時の法人税率40%が適用されたが、個人所得であれば、申告分離
 課税方式で20%で済んだことも、個人所得を装う動機になったと
 みられる。』

  ― と詳細に記述している。

  同紙は更に、ハニックス工業社長のコメントを次のように載せて
 いる、 ―

『 今回の告発についてH社長は「店頭公開当日は見込み以上に買い
 が入って株価がつり上がり、このままだと大蔵省の規制で売買停止
 にもなりかねない状況だったので、役員から借りた株を冷やし玉と
 して放出した」と説明している。』(同紙、平成5年5月26日付)

  同紙による国税局の告発の内容を要約すると、 ―

(一)ハニックス工業は店頭登録以前に、自社株を役員ら幹部七人の
 個人名義で保有していた。

(二)そのうち、四人の名義になっている自社株を、店頭登録後、合
 計で21万3千株売却した。

(三)この売却益は32億円を上まわるものであったが、会社は法人
 の利益として計上せず、名義を借りていた役員らに個人所得として
 申告させた。

(四)株式の名義を個人に装ったのは、商法が禁止している自社株の
 保有・売買を事実上実現するためであった。

(五)脱税の動機は、法人所得として申告するのと比較して、個人所
 得であれば、半分の20%で済むことであった。

(六)国税が個人の所得ではなく、法人の所得であると認定したのは、
 売却益の大半がH社長が管理している銀行口座に流れたからである。

  一見もっともらしいことが述べられているものの、仔細に検討し
 てみると、いくつかおかしいことがあることに気がついた。


(次号へ続く)


―――――――――――――――◇―――――――――――――――

●姉妹誌「冤罪を創る人々 -国家暴力の現場から-」
http://ma-bank.com/item/2
(週刊・無料)

  日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士・税理士の闘いの
 実録。税務調査、ガサ入れ、押収、取調べ、勾留、巨額税金の追徴、
 刑事裁判…。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。

―――――――――――――――◇―――――――――――――――

●株式会社フォレスト・コンサルタンツ Webサイト更新状況


■ [冤罪を創る人々vol.44]
http://ma-bank.com/item/209
┗ メールマガジン>「冤罪」41~60号 (2005-01-04)

■ [倉田まり子事件の真相 -その2]
http://ma-bank.com/item/208
┗ 山根治blog>ある相場師の想い出 (2005-01-04)

■ [経歴]
http://ma-bank.com/item/207
┗ 冤罪を創る人々>第四章 (2005-01-04)

■ [被疑者面前作成調書 ― 被面調書]
http://ma-bank.com/item/206
┗ 冤罪を創る人々>第四章 (2005-01-04)

■ [悪徳会計屋の経済事件ノートvol.6]
http://ma-bank.com/item/205
┗ メールマガジン>「悪徳」1~20号 (2004-12-23)

■ [ハニックス工業 事件の真相 7]
http://ma-bank.com/item/204
┗ 経済事件ノート>ハニックス工業事件 (2004-12-23)

―――――――――――――――◇―――――――――――――――

●株式会社フォレスト・コンサルタンツ Webサイト紹介


・冤罪を創る人々 http://ma-bank.com/cati...

  日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士・税理士の闘いの
 実録。税務調査、ガサ入れ、押収、取調べ、勾留、巨額税金の追徴、
 刑事裁判…。マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。

・山根治Blog http://ma-bank.com/cati...

  弊社主任コンサルタントの山根治が日々考えることを、気の向く
 ままに書き綴っていきます。「冤罪を創る人々」や税務会計法務に
 関することから、趣味(古代史、囲碁等)の分野まで幅広く取り扱
 います。

・経済事件ノート http://ma-bank.com/cati...

  なぜ上場会社社長は国税局ロビーで壮絶なる自殺を選んだのか。
 国税局OB税理士が納税者を食いものにする手口とは。税務署とマ
 スコミから悪徳会計士の烙印を押された会計のプロが税金法律金融
 事件の深層に迫る。

悪徳会計屋の経済事件ノートvol.7 (2005-01-13) . はてなブックマーク  Twitter  


関連するカテゴリー

前後のページ

このエントリーへのトラックバック

   [告知] ※トラックバックスパムが多いので、しばらくの間トラックバックの受付を停止いたします。(2006-08-08)


このエントリーへのコメント



Copyright©2004-2012 "M&A bank Co.,LTD". Powered by Nucleus CMS v3.64.